S様邸

S様邸 視界開ける、風抜ける。自然を採り込む家。

東から南東側が緩い崖地という敷地。見晴らしが良くプライバシーも確保される為、視界を解放し景色との一体感を重視しました。逆に道路側である西側は開口を絞り、エントランスの存在を消しています。クライアント様からの要望は景色を眺められる2階の風呂場と3階部分の小屋裏部屋。小屋裏は夏場の温度上昇、温熱環境を十分考慮した屋根の断熱を計画しています。加えて床下の自然冷熱を利用し小屋及び小屋裏部屋を快適な空間としています。夏から秋にかけ、崖地を吹き上がってくる気持ち良い風を利用し、東側より採り入れた風を小屋裏のホールに設置した窓を熱気抜きの窓として機能させています。コスト管理の為、ポイントを押さえながら各部材を吟味しました。壁は珪藻土壁紙としました。セルロースファイバー断熱です。