心にダムはあるのかい?

残暑厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか?


ワタクシの心のダムは連日の猛暑とワークでやや渇水ぎみですが。


なんてぇ事言ってられません!

「心のある仕事」がぼくらのモットーです。疲れてなんていられません。

ドゥター大好きプリキュア風に言えば「心の花を咲かせよう!」といったところでしょうか?

ワイフにパステルのプリンを食われたくらいでプリプリしてはいかんのです。

 

プリン食われてプリプリしてたら、「あんちゃん」とその名言を思い出したのです。


 ありがとう、「あんちゃん。」

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さ、お仕事の話をば。


先日、S様邸で使用する内装材の打合せで「新宿OZONE」に行ってきました。

OZONE は木質感を大切にした建材や家具のショールーム、コンランショップなどのデザイン性の高い家具・小物を扱うショップがたくさん(たぶん30くらい)集まっていて、トータルで住まいづくりをイメージできるお店の集まりです。


個人的には一日いても飽きません。


カントリーや和風など、無垢材を使った家といってもそのデザインは様々です。

OZONEに数多くある、合理的で洗練されたデザインの家具や小物を眺めていると、ビビットなカラーの家具とホワイトオークの床材なんて組み合わせも北欧モダンっぽくて素敵だなーと思いました。

 


そして、S邸のオーダーは “アジアンリゾート”。

今日はそのイメージ固めにと。

 

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床材の専門メーカーのマルホンさんへ。

 

国内はもちろん、世界各地の樹種を使用した品質の高いフローリングを提供されています。


ショールームの落ち着いた照明の中で、ライトアップされた床材を真剣に長時間凝視するとすごーく疲れます。


ですが、床面はその空間の印象を大きく左右するファクターです。とても重要です。

建て主のイメージ、その言葉の意図するところは何か?


考えているイメージの中身を画像化して見ることができない以上、建て主との最初のイメージのすり合わせは言葉のやりとりだけでは満足にできません。


僕らのプロジェクトも、金太郎飴みたいにどのお宅も同じ外観で、同じ室内空間であればスムーズなのですが、実際は北欧モダンからカントリーまでそれぞれです。


そしてどのご家族もこだわりがあって、実現したい大切な夢を持っていらっしゃいます。


もちろん、施工例写真や、立体的な図面などで出来るだけ視覚的なイメージのご提案をしています。


それだけでなく、ぼくらはできるだけわかりやすい言葉でいろいろと住まいに関することなどを投げかけさせて頂き、それに対する施主様のアクションで何を求めているのかを考え、ご提案するわけです。


決して観察しているということではありません。念のため。


ましてや施主様が私たちにご要望を話さないわけでもありません。


でも初期の段階で、住まいに対する明確な方向性とイメージを持っている方、実はほとんどいらっしゃいません。


ショールームで一緒に実物を見ることはご自身でも気付かない、言葉にならない、でも言葉にしたい「断片的であったり」、「もやもやっとした」 そのイメージやウォンツを引き出す重要な場であると思います。
ですから、ぼくらはこういった場は非常に大切だと思っています。

 

毎度、実際に使う建材や設備を施主様と一緒に見に行くことがすごーく疲れるのは、ショールームの照明に目がやられたからだけではないと自分では思っています。ハイ。

 


 チーク、ウォールナット、アジアンブラック、迷います。

 

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帰りは月島へ。

数あるもんじゃのお店を素通りし、焼き肉「傳々(でんでん)」へ。

 

メディアなどでその名を知られているお店です。

焼き肉好きにはたまりません。


ホルモンうますぎ!

 

ハラミうますぎ!

 


こうしてワタクシとサイトー氏のダムは満たされました。(お腹のですが。)