覚悟に応える。

本年も残り少なくなって参りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、娘の強い希望により映画館へバック・トゥ・ザ・フューチャーを観てきました。

公開40周年限定公開で1週間だけ上映とのこと。(人気で期間が年始までが延長されたされたようです。)

そういえば公開当時、私は小学生でした・・・。まさか高校生になる娘と40年後に一緒にウキウキ再度映画館で観ることになるとは想像もできませんでした。

過去や未来が映画の軸となっていますので、なんだかノスタルジックな気持ちになってしまいました。

↑ K様邸の造作玄関収納。そういえばこのお宅にもありました、施主のお宝デロリアン。

↑ レアものです、ハイ。

↑ デロリアンをライトアップしたい! とのご要望がありました。

内心、「いまさら古い映画を観てもねぇ。」なんてことを感じていましたが、どのような理由であれ父親と映画を観たいと思ってくれている内は断る理由は1ミリもありません。

結果、久しぶりに観ましたが全く色褪せることのない、素晴らしい映画だなと思いました。4DX効果もあったのかもしれませんが。

時を越えて過去や未来に想いを馳せる。ロマンがあります、はい。

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年末にO様邸の上棟があり、幣束(へいそく)の作製をしました。

 

幣束とは、建築の上棟時に安全・繁栄を祈念し棟木に祀り神様を招き入れる祭具(依り代)です。

上棟後は小屋裏の棟木に取り付けて、家族幸せと繁栄を願い神様に見守っていただきます。

大切なものなので丁寧に作業します。

紙垂(しで)と呼ばれる紙を組みます。

黒い横線は吉数線となっていて、厄除けの為の墨線です。

上棟時に木の棒(弊芯)の裏に施主名や上棟日を記し、半紙を水引で結び完成です。

↑ ご家族で記念撮影。

断熱性能や省エネルギー性能といった家族が快適に過ごせる住まいであるだけでなく、より安全な耐震設計や制震ダンパーといった地震への備え、太陽光発電システムや蓄電池・ハイブリッド給湯器などでのライフラインの分散など災害時の備え。もちろん備えにはコストもかかりますが、施主様の「家族を守る」という強い覚悟を感じました。

 

ぼくらはその想いをしっかりと受け止めて永く安全・快適な住居になるよう、お預かりした予算に無駄が無い様、設計し計画を進めて参りました。

建築はここからが本番です。しっかりと検討し設計したものを確実にカタチにしてゆく。設計も工事監理も人任せにせずに、施主様の話を伺ったぼくらが責任をもって完成させますので楽しみにしていてください。

そして何十年かの未来に小屋裏の幣束を目にした時、快適で安全に暮らせたと真剣に家づくりをした時のことに想いを馳せていただきたいと思います。

 

本年も大変お世話になりました。

来年もご依頼者様の為にしっかりと住まいづくりに取り組んでまいります。

それでは皆様よいお年をお迎えください。